ラムズウールさん(2005年1月修了)
オーストラリアン・プリザーブドフラワーと出会って
オーストラリアン・プリザーブドフラワーを始めて知ってから、わずか半年足らずですっかり虜になり、今また新たなスタートを切るに当たって、期待と不安で一杯です。
知人からフラワーセラピーというのがあることを聞き、当時芸術療法の研究をしていたにもかかわらず、そのことを知らず本当に驚きました。もともと花が大好きで、趣味で生け花やアレンジメントをやっていたので非常に興味を持ち、さっそくインターネットで調べました。その中で一番目を引いたのが、ポコの内容だったのです。まずオーストラリアのワイルドフラワーをプリザーブドした花があることを、またその花のみを使用してアレンジすること、特にこれらのことがユニークに思いました。折りしも大学の卒業式のため東京に出た際、渡辺先生の体験レッスンが受けられることができました。
やっと本物のオーストラリアのプリザーブドフラワーを、見て、触って、匂って、どれだけ感じたことでしょう。渡辺先生にはやさしく受け入れて頂いている感じがとても伝わり、気持ちのいい時間でした。
もうこれで決まりです。このお花と関わっていきたい・・・。
12月、集中レッスンが始まりました。もうどうなることかと不安だらけでしたが、渡辺先生の忍耐力、指導力、また的確なアドバイスで支えて頂き、一日、一日と作品を制作する事ができました。不思議なことに、連日10時間ものレッスンで普通なら疲れ切ってしまうところですが、いつものような疲れが無いのです。身をもって、花たちに癒されていたことに気付きました。修了試験の作品の題名は、前日に『祈り』という言葉が浮かび心から離れなかったので、これなんだと思いました。アレンジはまったく考えられず、花たちに呼ばれるままに作り上げたような感じでした。『祈り』、それはさまざまな思い、花たちへの思い、花たちからの思い・・・。
さて、本番はこれからです。この花たちが全く知られていない広島から、一人でも多くの人たちに触れて欲しい思いで一杯です。
まずは、単一のアレンジ教室の開催、ショップ、ホテル等への販売から始めていき、定期的な教室、個人セラピー、グループセラピー、様々な店舗へのレンタル等を考えています。
ポコのみなさんと一緒に活動できます事を、心から喜んでおります。
ご指導、ご協力よろしくお願い致します。
カリーハゼルさん(2001年10月修了)
私とお花との出会いは、直感的なようなものでした。
車内のFM放送から流れてきた耳なれない言葉にひきこまれるように電話番号を暗唱し、そして迷う事なく先生のもとにお電話をいれました。あの時、1分おそく車に乗り込んでいたら、今の私はありません。
そして、お花との出会い。バンクシャーの色あざやかな赤。オーストラリアアンデイジーのピンク、黄、みずいろのかわいらしい姿。はじめてみるお花ばかりで驚きと、すてきなお花に出会えたことの喜びで一杯でした。
初めての作品は気持ちを表現するかのように本当に色あざやかなお花を使い、とっても楽しい作品が出来上がり、いとおしい気持ちでした。
レッスンを重ねるたびに新しいお花にふれることができ、オーストラリアの豊かな自然を想像させられ、昨年のシドニーオリンピックの開会式で演じられた原住民族のアボリジニーの物語を夢中で見ていた自分を思い出しました。アボリジニーの人達は不思議な力を持ち、ハーブを使って病気を治したりするという興味深い話にも感動しました。やはりその時も偶然にスイッチを入れたTVからの放送でした。
好きな花を好きなように作品にするという事は、簡単なようでいてとてもとまどってしまいました。今までの自分は与えられたもので、形はこう決めてと枠の中で何かしら考え事をしていたりと、心の中を無にするという事はむずかしい事でした。しかし、レッスンの中で自分の思うがままに花を選び、作り上げていくうちに自分らしさを持ちつつ、今までとは違ったものが作れるようになったのではないかと思います。
又、自然の中に出た時も今まで気にも止めなかった小さな木の実や、花々にとてもひかれるものを感じるようになり、ワイルドフラワーにふれたことでたくさんの新しい世界を広げられたと思います。
これからも、私的直感を信じて自由に大きく私らしく生きていきたいと思っています。そんな人生の中でワイルドフラワーは、私に大きな力を与え続けてくれることと思います。